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2008年10月 4日 (土)

白馬岳(2008年8月3日~4日)

久々の更新です。

2ヶ月前になりますが、8月3日~4日に白馬岳に登りました。山行記を書きます。
初日は天気に恵まれましたが、2日目は雨で散々でした。

2回に分けて、山歩きルートと花の写真を記載します。

2008年8月3日(日)

5:45 白馬駅前発 6:25-6:30 猿倉 7:24-7:31 白馬尻 7:44-7:52 大雪渓入口 8:52-9:02 大雪渓出口 11:02-11:10 村営頂上小屋 11:30 白馬山荘

夜行のバスが予約できず、前日に移動して白馬駅前に泊まる。駅前よりも、八方のほうが便利が良く、こちらに泊まるべきだったと後で思った。

5:45発のバスは八方経由で猿倉に向かう。ほぼ満席になった。
猿倉で給水を済ませ、登山カードを提出して出発。

少し山道を登った後、しばらく林道を歩く。時折白馬の稜線を臨むことができる。天候は快晴で、青い空・緑の樹林・白い岩峰が登山意欲を掻き立てる。道脇には、アジサイが爽やに咲いている。

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白馬岳の稜線

再び山道に入り、オタカラコウ、ミソガワソウ、モミジカラマツなどが咲いるのを見てしばらく歩くと、白馬尻小屋に着く。「ようこそ大雪渓へ」の看板が出迎える。ここまではウォーミングアップにちょうど良い歩きだった。

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大雪渓手前の白馬尻小屋

白馬尻小屋で、日焼け止めを塗り、再び山道を歩く。木道や階段など、整備が行き届いた歩きやすい道である。10分あまりで大雪渓の取付き点に到着する。

ここで、駅前でレンタルしたアイゼンを装着する。レンタル時に1000円を払い、返却時に300円を戻してくれる。白馬山荘で返却できるので便利である。アイゼンなしで登ってる人も数人見かけた。

少し黒ずんだ踏み跡の上を辿って黙々と登る。 楽な登りではないが、雪面を渡る風が涼しいのが助かる。天候は、ガスが時折視界を遮るが、しばらくすると青空を見ることができる。右に白馬岳、左に杓子岳の稜線を眺められる。

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大雪渓の登り

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時折、ガスが視界を遮る

2時間の登りの最後に、大きく右にトラバースして雪渓を出る。この出口からの登りがざれた急斜面になっていて、不注意な登山者が石を落としていく。自分も石を落とさないように気をつけて、先に進む。

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大雪渓の出口

ここから岩の多い急斜面をジグザグに登っていく。葱平という場所らしいが、平なところはない。振り返ると、下方に登ってきた大雪渓を眺めることができる。登山者が1列になって続々と登っているのが分かる。

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大雪渓を見下ろす。

長い急登の道のりであるが、天候に恵まれ、また様々な花を見られることで気分よく歩くことができる。
花は黄色系の花が多く、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、オタカラコウ、ミヤマタンポポ、イワオトギリ、カンチコウゾリナ、ハクサンオミナエシなど、他にハクサンフウロ、ミヤマクワガタ、テガタチドリ、クルマユリ、イワオウギ、ウラジロタデ(?)などが見られる。ウルップソウを見つけることはできなかったのが残念。

前方には雲がほとんどなく青空が広がっている。後方(東)は雲が多いが、雲の切れ間から高妻山や妙高山が見える。

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葱平の登り

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高妻山(右)と妙高山(左)

左手には杓子岳方向に鋭いピークがそそり立っている。

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杓子岳方面

大雪渓を出てから1時間ほど登り、少し広い場所でザックを下ろし休憩。オニギリを1個食べる。 植生保護のロープの先に、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイの咲く群落が見られる。

さらに歩いていくと、すれ違う人が、この斜面で唯一の水場のあることを教えてくれる。少し歩くと、岩からトイのようなものを通して水が流れ落ちている。順番を待って水筒に水を補給する。

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大雪渓・葱平で唯一の水場

その先に、中部森林管理局の大きな注意書きの看板が見え、さらに上方に小さく村営頂上宿舎の建物が見えた。 森林管理局の看板の脇には「標高2533メートル」と書かれている。山頂まではまだ400mくらいの標高差がある。看板の前には沢山の登山者が休憩しているが、あと少しで稜線にたどり着くので、休まずに進む。

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森林管理局の看板 上方に村営頂上小屋が見える。

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相変わらず花の豊富な岩の道を登り、村営頂上宿舎に到着。大雪渓を出てから2時間で到着した。

頂上宿舎前のベンチで休憩し、残り1つのオニギリを食べる。日陰のベンチがないのが残念だった。

ここから、本日の目的地である白馬山荘が見える。定員1200名という収容能力だが、確かに今まで見てきた山小屋に比べて大きい。

村営頂上宿舎から少し登ると稜線に着く。初めて西側の展望が開けた。隣接する杓子岳・白馬鑓ヶ岳が全貌を見せ、西側には、わずかに霞んで立山連峰が見渡せる。やはり剱岳の尖った山頂が目立ってる。正面には、白馬山荘の上に白馬岳の三角定規を立てたような山頂が見える。

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丸山の後方の立山(左)と剱岳(右)

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白馬山荘と白馬岳

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杓子岳(手前)と鑓ヶ岳

あと少しの距離であるが、急ぐ必要はないので、緩やかな広い道をゆっくりと登る。元気な中学生が追い越していく。後方を振り返ると、白馬岳の右奥に、小さく槍ヶ岳のピークが見える。その左は穂高連峰だろうか。

11:30に白馬山荘に到着。猿倉を出発してから5時間だった。

山荘では8畳の部屋に割り当てられる。早く着いたので、食事の順番は一番最初、食堂もすぐ近くである。

夕方まで時間があるので、丸山を越えて杓子岳方面に歩いてみる。1時間ほど歩き、杓子岳への手前まで着いたが、雲がかかってきたので、落雷の可能性も考えて、途中で引き返す。このルートも花は豊富で、道脇はチシマギキョウ、イワギキョウやタカネツメクサ、イブキシャジンコウ、タカネシオガマなど、稜線で見かける花が咲いている。

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丸山近辺から花畑越しに白馬岳

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村営頂上小屋(手前下)と白馬岳

白馬山荘に隣接する立派なレストランで、フライドポテトをつまみにビールを飲む。フライドポテトの量が多くて参った。一人で食べるものではないようだ。

レストランを出ても、まだ3時前である。 次の日の天候が分からないので、今のうちにと思い白馬岳の山頂まで登ることにする。 20分ほどで山頂に着く。途中、雷鳥がハイマツの間を歩いているのを見る。

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白馬岳への登り

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雷鳥

山頂まで登ったが、雲が多くなって、立山はおろか杓子岳も隠れてしまうようになった。雲の流れが速いのでしばらく山頂で待ったが、雲が切れることはなく、写真はあきらめて、ゆっくり時間をかけて下りる。

宿に戻ると、登山者が続々と到着したいた。部屋は、結局8畳に単独登山者ばかり7人が泊まることになった。ふとんを敷くとほとんどスペースがないので、身の回りのものだけ取り出してザックは廊下に置く。日曜日泊でもこれだけ混むのだから、土曜日は相当窮屈になるのだろう。

夕食を早めに済ませた。一回で全員の食事はできないので、遅く着いた人は並んで待たないといけない。

夕食の後に外に出て日が落ちるのを見る。夕日の落ちる場所は雲がかかって日没は見られない。夕焼けもきれいにはならなかった。

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夕日に染まる杓子岳・鑓ヶ岳

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立山と剱岳

夕方の食事時に、気象予報士が、次の日について曇りのち雷雨という予報を述べていた。当初予報から随分悪化している。予報が外れることを期待して就寝する。

8月04日(月)

5:50 白馬山荘発 6:05 白馬岳 6:30 三国境 7:00 小蓮華山
8:06-8:12 白馬大池 8:42 白馬乗鞍岳 9:30 天狗平 10:25 栂池ヒュッテ

4時30分頃に起きて外を見るが、小雨だった。予報よりさらに悪化している。

復路は大雪渓を下りるのが最短であるが、雪渓を背にして下りるのは、落石に気づかず被害に遭う危険も大きくなる。 当初予定通りに白馬大池経由で下りることにする。

5時からの朝食を済ませる。雨は本降りになっているが、好転は期待できないので、5:50に出発。カメラはザックにしまいこむ。

15分で白馬山頂に到着。ここで団体を追い抜くと、その先はほとんど人がいなくなった。ガスで視界が悪。緩やかなアップダウンのある尾根道で、晴れていればさぞかし見事な展望だっただろう。

三国境を経て小蓮華山まで1時間弱ほど。遠くで雷が聞こえて少し焦る。

小蓮華山から下ると、コバイケイソウ・アキノキリンソウ・ハクサンイチゲやシナノキンバイ・シナノナデシコなどが見られ、カメラを出して撮影する。レンズが曇るので困る。

だらだらと下るハイマツ帯(雷鳥坂)を通過する。広い原を下っていくと、ガスの中に白馬大池が見えてくる。

白馬山荘を出てから2時間強で白馬大池に到着。もっとゆっくり、展望や花を見ながら下りたいところであるが、この日の天候ではいたしかたない。

湖畔の斜面にはにはチングルマやハクサンコザクラの大きな群生がある。晴れていればすばらしい景色なのだろう。

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白馬大池と花畑

白馬大池小屋の裏手に、乗鞍岳への上り坂が見える。

休まずに、乗鞍岳の登りにとりかかる。大きな岩塊に覆われて歩きにくい。30分程の登りで山頂につく。

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乗鞍岳への登り道

乗鞍岳を越えると、あとは下り一方だが、この下りがかなり急で長く、楽ではない。

途中、天狗原という湿原を通過。オトギリソウ、ワタスゲなどを見る。

天狗原を過ぎるとまた急な下りが続く。気づかぬうちにザックカバーがずれたり、レインウェアがずり下がったりということで、下着やザックもぬれてきてしまった。いいかげん、嫌気がさしたころにようやく栂池自然園付近の山小屋が見えてくる。

ここから、さらに5分くらい歩き自然園駅からロープウェイ、栂池高原からバスで白馬駅に戻りJRで帰宅した。

初日に展望と花が楽しめたものの、帰路は雨に濡れて少し意気消沈の山旅であった

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